2012-09-13

アメリカのアレルギー事情

アメリカでは、アレルギーを持っているお子さんによく出会います。
学校でのスナックタイム、ランチなども、特に配慮がされているようです。

ランチはランチエリアと呼ばれる場所で食べます。

屋根つきの広い場所に、椅子がたくさん並んでいるところ。
そこに、アレルギーを持っている子が座る専用の席があるそうです。

そこには、ナッツや卵の写真が貼ってある。
誰がみても、アレルギーの子達が座ってるとわかるようになってるんですね。


アレルギーを持っている子と、持っていない子、はっきりと席を分ける。

日本はそこまでやってなかったような気がします。


でもね、子供達にとってはそれが当たり前のこと。

その子によって、アレルギー反応の出方はさまざまで、
ひどいお子さんは救急車で病院へ行かなくてはならないほど、
重い症状が出てしまうそうです。

だから、席を分けたほうが、危険性が低くなる。


娘はお友達がアレルギーを持っているので、最近学校に持っていく食べ物に
とても気を使うようになりました。

と言っても、食べたいものは持って行きます。
食べ方を工夫しているのです。

 ・ クッキーは個別包装のものを選ぶ。
 
 ・ クッキーに触れずに、袋だけを持って食べる。

家でも、周りの袋を持って食べる練習をしています。

「もしも、クッキーのついた手で、お友達に触っちゃったらいけないから」

そして、食べた後はかならず手を洗うそうです。

彼女なりにがんばっていますね。


ランチも、最近はおにぎりを持って行きます。
お友達はゴマにも反応してしまうので、おにぎりのまわりにゴマはつけません。

ランチしよう~!と行くと、
「お弁当にゴマは入ってる?」と聞かれるそうです。

「大丈夫、今日は入ってないよ!」と言って、一緒に食べるんですって。


子ども達は、自分と違う状況の子がいることを、理解しているんです。

人それぞれに状況が違う。
それをあたりまえに受け入れ、認めているんですね。

 
アメリカの子ども達には、自分と違うものを受け入れる力があるんだな~と思いました。

こうして育って大人になるわけです。
大人たちも、違うものを認めるのが、とても上手ですよ。

アメリカのこういう文化、素晴らしいですね。

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