2012-09-24

子どもの個性を引き出してくれる先生。

柏木京子です。

前の記事に書いた、アートスクールのことを書きます。


娘は絵を教えてくれるスクールを探していました。
4軒目で、やっと楽しいと思えるスクールに出会えました。

どうして彼女が気に入ったか。

他のスクールとどこが違うか、聞いてみました。

「今まで行ったところは、お手本をみて真似するだけだったんだよ。
 でもね、今度のところは、やりたいことをやらせてくれるの!」


私も見学してみました。

先生は、娘の得意なこと、好きなことを探してくれます。

この子はこういうことが好きそうだから、これをやらせてみよう。

そう思って、オリジナルのプログラムを組んでくださいます。

まさにオーダーメイド。
それが娘にピッタリ合うんですね。


このスクールは、子ども達がそれぞれ違うことをやっています。

漫画を描いている子。
スターウォーズの絵ばっかり描いている子。
貼り絵をしている子。
ペインティング(色塗り)をやっている子。

みんな好きなことをやっているので、1時間半とても集中しています。

出来上がると、自信を持って「自分が描いたんだ!」とにこにこしています。

先生が、子どものよいところを見つけて、それを伸ばしてくださるんですね。


このスクールのすばらしいところは、
子どもに自信をつけさせることだな~と思いました。

自分にはこれがある!これができるんだ!という自信。
これは何者にも変えられません。

自分で自分を認めること。
これが人間を成長させるんだと思います。

だから、またがんばろう!って思うんですね!




2012-09-21

子どもの才能を伸ばすには。

柏木京子です。

子どもの良いところを伸ばしたい!

親なら誰でもそう思っていると思います。

私も娘が生まれたときから、どこに才能があるのか、じっくりと観察しています。
これかな?と思ったことは、できる限り試すようにしています。

娘は絵を描くことが大好き。
とはいっても、いつもお姫様みたいな女の子の絵を描いています。

なんとかこの才能を伸ばす方法はないか?と考え、
アートスクールに通わせてみました。

今まで3箇所のスクールに通いました。
でも、どこも気に入らないらしい。

「自由に描かせてくれないから、面白くない!」と本人は言います。

うーん、勉強することはそんなに自由じゃないよ、と私。

でも、本人が楽しまなければ続きませんよね。

そんな娘をみていた友人が、あるアートスクールを紹介してくれました。

家からはちょっと遠いのです。
でも、もしかしたら・・・という気持ちがあり、門をたたいてみました。

1回目。
なんかいいかもしれない、と娘。

2回目。
今日は面白かったよ。

3回目。
すんごく面白かった!

あら?これはいいかも♪


子どもの才能を伸ばすには、親の忍耐力も必要ですね~。
習い事は、続けるのが大変。
そこは親の助けがないと、なかなか難しい。

娘はやっと、自分が楽しいと思うアートスクールに出会えました。
あとは、続けることです。

自分の時間をやりくりしながら、がんばって続けようと思います。

2012-09-16

タイタニックを読み、質問に答えなさい。

新学年が始まって、3週間。

まだ3週間しか経ってないというのに、宿題が大変です(汗)。

前の学年より、量が増えています。


娘の宿題は、当然ながら英語。
1人ではできないので、私が一緒に考えます。

私も英語はとても苦手。
宿題、娘にとっても、私にとっても、すごく大変なのです。


昨日は、タイタニックを読み、次の質問に答えなさい、という内容。

映画のタイタニックを観ていなかった私は、
まずインターネットで検索し、タイタニックのストーリーを頭に入れました。

そして、宿題の文章を一緒に読み、辞書を引く。

教科書20ページくらいに渡った文章、読むだけでもとても時間がかかります。

読み終えたけど・・・質問には答えられない。
質問の意味が、今ひとつわからない(涙)。


そんなこんなで、英語の宿題はとても時間がかかります。
難しいのでやりたくない。。。

でもね、こうして無理にでも辞書を引きながら文章を読むことは、
きっと自分の力になっているんだ!と思うようになりました。

わからなくてもがんばる姿。
娘と一緒にやることで、娘も何かを感じてくれたらいいな~、
なんて思っています。

この宿題が日本語だったら・・・と思います。
でも、目の前の難題を、一つ一つ解決していったら、
必ず力はついていきます。

そう思って、がんばることにしました。


どんなに大変でも、逃げないでやる。

大きな進歩をするためには、地道にここを積み上げるしかないですね。

2012-09-13

アメリカのアレルギー事情

アメリカでは、アレルギーを持っているお子さんによく出会います。
学校でのスナックタイム、ランチなども、特に配慮がされているようです。

ランチはランチエリアと呼ばれる場所で食べます。

屋根つきの広い場所に、椅子がたくさん並んでいるところ。
そこに、アレルギーを持っている子が座る専用の席があるそうです。

そこには、ナッツや卵の写真が貼ってある。
誰がみても、アレルギーの子達が座ってるとわかるようになってるんですね。


アレルギーを持っている子と、持っていない子、はっきりと席を分ける。

日本はそこまでやってなかったような気がします。


でもね、子供達にとってはそれが当たり前のこと。

その子によって、アレルギー反応の出方はさまざまで、
ひどいお子さんは救急車で病院へ行かなくてはならないほど、
重い症状が出てしまうそうです。

だから、席を分けたほうが、危険性が低くなる。


娘はお友達がアレルギーを持っているので、最近学校に持っていく食べ物に
とても気を使うようになりました。

と言っても、食べたいものは持って行きます。
食べ方を工夫しているのです。

 ・ クッキーは個別包装のものを選ぶ。
 
 ・ クッキーに触れずに、袋だけを持って食べる。

家でも、周りの袋を持って食べる練習をしています。

「もしも、クッキーのついた手で、お友達に触っちゃったらいけないから」

そして、食べた後はかならず手を洗うそうです。

彼女なりにがんばっていますね。


ランチも、最近はおにぎりを持って行きます。
お友達はゴマにも反応してしまうので、おにぎりのまわりにゴマはつけません。

ランチしよう~!と行くと、
「お弁当にゴマは入ってる?」と聞かれるそうです。

「大丈夫、今日は入ってないよ!」と言って、一緒に食べるんですって。


子ども達は、自分と違う状況の子がいることを、理解しているんです。

人それぞれに状況が違う。
それをあたりまえに受け入れ、認めているんですね。

 
アメリカの子ども達には、自分と違うものを受け入れる力があるんだな~と思いました。

こうして育って大人になるわけです。
大人たちも、違うものを認めるのが、とても上手ですよ。

アメリカのこういう文化、素晴らしいですね。

2012-09-12

ドキッとしたおやつタイム

走り回った子ども達も、そろそろブレイクタイム
持って行ったジュースを、みんなに渡しました。

サマンサ(お友達の女の子)は、ナッツアレルギーがあると聞いていたので、誰でもわかるように、近くにあるナチュラル系のお店のロゴが印刷してある、パックのジュースを持って行きました。

これなら、見ただけで、飲めるか飲めないかわかります。

これは大丈夫。
4人でおいしそうに飲みました。


次に娘が出したのは、メレンゲ。
色がカラフルで、形もかわいいので、女の子達に人気のお菓子。

ケーキ屋さんで買ったので、中に何が入っているか、表示がありません。

娘はできる限りの知恵を絞って、入れ物の外に、

「meringue これはメレンゲです」

と書いた紙を貼っていきました。

これを出した時、従兄妹の妹の方が、サマンサの前に手を広げて立ちはだかりました。
とても怖い顔をしています。

よく聞くと、サマンサはナッツを触った手で触られただけで、
アレルギー反応が出てしまうそうです。
それもかなり症状が激しいらしい。

お母さんは、「ハイレベルのアレルギーなの」とおっしゃってました。

小さい頃から一緒に育っているいとこ同士。
サマンサを守らなくっちゃ!って思ったんでしょうね。

私は一瞬、私たち悪いことしようとしてないよ!って、ドキッとしましたが。


実は私たち、ナチュラル系スーパーのお菓子売り場のお菓子、何が入っているか、
チェックしたんです。
サマンサと一緒に食べれるお菓子はないかな~って。

でも、ほとんどのものにナッツオイルが使われていました。

お菓子以外の食べ物でも、油が使ってある商品はたくさんあります。
お母さんはかなり慎重にチェックしているとおっしゃってました。


娘がちょっと残念そうにしていたら、
アンドレス(一緒に来た男の子)は、「おいしいね!」と一緒に食べてくれました。

いろいろありながらも、おやつタイムは終了。

サマンサは娘にハグをしてくれました。
「いろいろ考えてくれてありがとう」という意味かな~。

くぅ~、なんていい子達なんだ!

初めてのプレイデイト。
いろいろなことを学びました。

これも娘のおかげですね。
どうもありがとうね。

2012-09-11

初プレイデイトはドキドキです。

ドキドキの初プレイデイト。
無事に終わりました~。

私、とても緊張していたのか、昨日は疲れてばったり寝てしまいました。
それで、朝起きてこれを書いています。

昨日は、お友達の女の子の従兄妹たちも来て、4人で遊びました。
その従兄妹のお兄ちゃんは、去年娘と同じクラスだったんです。

娘が以前から、
「アンドレス(彼の名前)は、すごーくやさしい男の子なんだよ! 」って言っていた子。

娘も大喜びで、4人で走り回って遊びました。

一緒に行っていた夫も、子供達に引っ張り出されて、一緒に遊んでました。

残るは、母3人。

まずは天気の話。
「今日は蒸し暑いですね~。」
「そうですね~。」
から始まります。

これはどこの国でも一緒みたい。

話を聞いてたら、二人で英語ではない言葉で話しています。
あれ?アメリカ人じゃないのかも?

聞いてみたら、コロンビアから来た人たちでした。
もう15年もアメリカに住んでいるそうです。

私たちは、アジア人、アラブ人くらいの区別はつくけど、他の国の人は区別がつかないのです。
アメリカに住んでるから、アメリカ人かな?と思ってる。

ここは移民の国、アメリカ。
実は、いろいろな国の人がいるのですね。

日本の話や、コロンビアの話、
その靴、どこで買ったの?などの話をしていたら、時間はあっという間に過ぎました。

彼女たちも英語が第2外国語だったので、ちょっと聞き取りやすかった。
私は非常に助かりました~。

この後、走り回った子ども達は、ブレイクタイム♪

お友達の女の子は、ナッツアレルギーがあります。

彼女の食べれるものは何?
大丈夫だと思っても、私も知らないものが入ってたらどうするの?

何をどう持っていったらいいか、私の緊張の一つでした。

アメリカにはアレルギーの子がとても多いです。
そのことについては、次の記事に書きますね~。

2012-09-09

いよいよ、初プレイデイト!

明日はいよいよ、娘の初プレイデイトの日。

公園で待ち合わせ。
一緒に遊ぶことになっています。

娘はこの1週間、とても楽しみにしていました。

スカイプでじじばばと話すときも、そのことばっかり♪

アメリカに来て1年半。
やっと現地のお友達と、遊ぶ約束ができたんですもの。

はじめは英語がわからず、泣いていた娘。

少しずつ慣れてきたけど、自分の言いたいことを言えなかった。

「一緒に遊ぼうって、どうやって言ったらいいの?」
と娘に聞かれても、私もわからない。
だから、アメリカ在住13年のお友達に聞いて、教えてもらいました。

でも、言葉を覚えても、タイミング良く出てこない。
そんなこんなで、お友達と遊ぶ約束は、ずっとできなかったのです。

こんな過程をずっと一緒に過ごしてきたので、約束ができたときは、
二人で抱き合って喜びました~!


そして、明日。
公園で遊ぶということは、ちょっとおやつも持っていくわけです。

アメリカの子はアレルギーの子が多いと聞いていたので、心配していたら、
そのお友達もナッツアレルギーとのこと。

お店でナッツオイルの入っていないお菓子を探したけど、見つからず。
どうしたものか・・と思って、お友達に相談しました。

「こっちはアレルギーの子が多いから、自分の分だけ持っていけばいいんだよ~。
でも、もしも何かもらった時のために、シェアできるものがあるといいね。
フルーツなんかいいんじゃない?」

なるほど、アレルギーの子は多いんだ。
おやつは、自分の分だけなんだ。

初めてのプレイデイト、わからないことだらけです。

でも、いろいろ教えてもらって、準備しました。
明日が楽しみです!


でも・・・お友達のお母さんに、私の英語は通じるかしら?



2012-09-06

子どものやりたいことを知るには。

柏木京子です。

子どもが何に興味があるのかわからない!

子育て中のお母さんの悩みの一つです。


①「うちの子は、いろいろに興味が移って、一つに決まらないんですよ。」

②「うちの子に何がやりたいのか聞いても、わからないって言うんです。」


これは、私が以前行った、子育てコーチング講座でいただいた質問です。

子どもの良いところを伸ばしてあげたい。

そう考えるお母さんだからこその悩みですよね~。

私も、ずっと同じようなことを思っていました。
でも、子どもが少し大きくなってきた今、思うのです。


いえいえ、それは良いこと。
きっと自分に何がピッタリ来るか、お子さんが自分で探しているんですね。


多分それは、まだやりたいことに出会ってないだけ。
これからきっと見つかります。


そう思うようになるまでに、私は子どもにいろいろなことを体験させました。
私たちがわからない以上に、子ども本人はもっとわからないんだと思います。

「自分が何をやりたいのか」ということが。

だから、興味を示しそうなことを、いろいろやらせてみました。

その中で、おもしろい!とか、もう一度やりたい!と言ったことを、
何度か体験させる。

そして段々と、娘のやりたいことがわかってきました。

やりたいことがわかったら、今度はその才能を伸ばすにはどうするかを考えます。

体験の数を増やすのがいいと思うのです。

質の良い体験を増やすには、どうしたらよいのか、考えます。

それには、良い先生の下で体験させることかな~。



2012-09-04

アメか、ムチか。

柏木京子です。

夏休みが終わって、新学期が始まりましたね。
みなさま、お疲れさまでした〜。

夏休み中は宿題をやらせるのに四苦八苦し、
学校が始まったら、また毎日の宿題をやらせるのに四苦八苦。

結局一年中同じ事やってるんだわ〜と気づいた所です。
遅い?

どうやったら、宿題を自分で、やる気でやるようになるか。

これ、子どもを持つ親にとっては、大問題ですよね!!

アメか、ムチか。

ついムチを使いたくなります。
「早くやりなさい! やらないと、眠くなっても寝られないんだからね!」

これ、我が娘には、全然効き目なし。

学校ではいつもアメを出されるのだそうです。

「いい子にはアメをあげるよ〜♪」

これね、本気で飴をくれるんです。
嘘みたいなホントの話。
アメリカの小学校、恐るべし〜。
日本の学校で育った私には、あり得ないですよ!!!

 子どもを甘やかすのではないか。
 子どもはアメがないと、勉強しなくなるんではないか。
 アメがなくなった時、やらなくなるのではないか。
 勉強はそんなもんじゃない〜!

と叫びたくなる。

いろいろ心配しますよね。

娘から話を聞くと、アメリカの子どもたちは、アメに向かって走るそうです。
いつもにたようなアメ(楽しい事、お楽しみ)が提示されても、
それに向かって走っているようです。

それでもみんなが飽きてくると、別のアメが用意され、それに向かってまた走る。

う〜ん、こういう環境の中では、それもありなんだなと思うようになってきました。

要は、前向かって進んでくれれば、それでいいのかな、と。

我が娘も、ムチは苦手。
これが終わったら、楽しい事が待ってるよ〜とやると、一生懸命に勉強してます。

今はとにかく、宿題を終わらせるのが一番大事・・・なのであります。