2012-12-19

人を恋しいと想う気持ち。

柏木京子です。

先日、実家の両親が、アメリカのわが家に遊びに来ていました。

娘はおおよろこび!

毎日、じじばばと一緒に寝て、朝も一緒に登校。
学校からは一直線に帰ってきて、
ずーっと一緒に過ごしていました。

帰国予定の数日前から、娘の様子がおかしくなりました。

おばあちゃんにくっついているな、と思うと、
涙がぽろぽろし始めました。

あら?泣いてるの?

と聞くと、「ちがうよ。」と答えます。

そしていよいよ、帰る日の朝、
じじばばと手をつなぎ、
「行ってきます!」と元気に、
学校へ出発しました。

学校から帰る道々、家についてからも、
沈み込んだ娘。

ふと気がつくと、目から涙がぽろぽろ。

口では言わないけど、寂しいんですね。

娘はその後、じじばばのことは、何も口にしませんでした。



離れる寂しさを経験すると、
再会した時の喜びも、経験できる。

相手が、どれだけ自分にとって大切か、感じる。

そして、相手を大切に思う気持ちが、心の中に生まれる。


こんなことを、保育園の先生に聞いたことがあります。


娘は、人を恋しいと思う気持ち、感じていたんですね。

誰かを、大切に思う気持ち。
誰かに、大切に思われている実感。

とても幸せなことです。

これを感じられる人は、安心して生きて行くことができる。
そして、大きく成長することができるのだと思います。




2012-12-10

理解し合う

前の記事に書いた、日本とアメリカの戦争の歴史のこと、
Facebookにアップしました。

アメリカに住んでらっしゃる、私たちと同じような環境の方から、アドバイスをいただきました。

それを読み、考えました。
今の私に何ができるか、考えてみました。


この状況の中にも、私たち親にしかできないことがある。
それを精一杯やってみよう!

そう思いました。


今できることは、
担任の先生に、学校から泣いて帰ってきたこと、
娘が感じたことを伝える。

そして、先生がどんな話をしたのかを聞く。

この二つだと思います。


先生の言い方が良いとか悪いとか、そういうことではありません。

ありのままを共有することが大事だと思いました。

先生は、先生なりの考えがあって、生徒に話をしたはず。

娘が先生の言いたかったことを、100%理解できているかどうか、
それもわかりません。

だからまずは、現状を伝えてみる。

もし何か、第二次世界大戦に対する、アメリカ人としての理解と、
日本人としての理解に違いがあるのなら、
私たちはそれを知る良い機会だと思ったのです。

まずは知り、その後どうするかを考える。

そうすれば、また同じような事が起きた時も、対応できるようになります。

目の前のことに右往左往するのではなく、
自分の中に判断の基準ができると思うのです。

異国で生きることは、子どもばかりでなく、大人も大変なことがたくさんあります。

その都度、状況をしっかり理解し、相手を理解して行く。

それが、お互いに良い関係を保つための秘訣なのではと思います。

2012-12-08

日本とアメリカ、歴史の話

今日、娘が泣きながら、学校から帰ってきました。
 
学校で、戦争の話を聞いたそうです。
 
パールハーバーの話になり、日本人が悪いという雰囲気を感じて、
悲しくなっちゃったと言ってました。

この歴史的な問題、アメリカにいたら、向き合わざるを得ないんですよね。
 
アメリカで教育を受ける日本人には、一番つらいところです。

 
今の私たちにできることは何か。
 
過去の歴史を正しく知り、理解することです。
小学校4年生。
娘にその準備をさせる前に、今回の出来事が起きてしまいました。


「月曜日、学校に行きたくない!」と、とてもショックを受けています
 

 彼女を前に向かせるために、週末は話をしようと思います。
 
 
国際問題、歴史の問題、いろいろあります。
私たち個人の力ではどうにもならないこと、いっぱいあります。
 
でも、どこの国に行っても、日本人として胸を張って生きていけるようになって欲しい。
 
それには、正しい事実を知ることが必要です。
 
私たちも、しっかりと向き合っていかなければいけない、と思いました。