2012-10-21

ほめられて大きくなるアメリカ人

柏木京子です。

アメリカ人はなんでも楽しく、ゲーム感覚にしてしまうのが上手です。

それは、娘の小学校での様子から、よく感じます。

娘はアメリカの小学校の4年生。
宿題や家庭への連絡は、ノートに自分で書き写します。

先生はホワイトボードに宿題や連絡を書く。

そこから先はそれぞれの子の責任。
これは日本の子も同じですよね。

そして翌日、宿題を忘れたら、反省文を書かなくてはなりません。

・どんな問題が起こったか。
・なぜ起こったか(原因)。
・これからどうするか(今後の対策)。

そこに、本人のサイン、親のサイン、先生のサイン。
3人のサインがあって、やっと反省文が受理されます。

反省文になると、周りの子に迷惑をかけます。
なぜなら、クラスが4つのグループに分かれていて、
グループごとに毎日ポイントを入れていくというレースをやっているのです。

ポイントが早くたまったチームは、良いことがあります。

毎週金曜日、先生が子ども達に、飴を一つずつくれます。
それは今週もがんばったねという意味だそうです。

このレースが一番のグループの子は、特別にもう1個、飴をもらえるのだそうです。

この特別な1個が、とても魅力的~☆

みんな平等ではないんです。
ちゃんとやると、ちゃんとご褒美が待っているのです。

そのご褒美がほしくて、みんながんばります!

でもでも、日本人にしたらどうでしょうか?
宿題はやって当たり前。
当たり前のことをやっているのに、学校で飴をもらえるなんて、ちょっとおかしい。
そう思いませんか?

それも、学校で平等ではないなんて、どうなの?

私はこう感じました。

でも、アメリカは違うんですね。

良いことをするとご褒美。
周りのお友達と、ちがって当たり前。

しかもゲーム感覚。

叱る文化ではないんです。
ほめる文化なんです。

ちょっと違和感を感じましたが、1年半アメリカに生活し、やっと慣れてきました。

叱られて大きくなった日本人。
ほめられて大きくなったアメリカ人。

大人になると、もちろん違ってきますね。


0 件のコメント:

コメントを投稿